はじめに
みなさん、ゲームしてますか?
ぬいぐるみ系へたっぴゲーマーコンビ、ごりくま(@gorikuma_games)です!
ごりまるが『バイオハザード RE:3』をクリアしたため、そのレビューを書こうと思います。
いくつか不満に感じる点もあるにはありますが、総合的に見れば非常に完成度は高く、確信を持って「面白い」と言える作品!
以下、良かった点(イイネ!)と悪かった点(イマイチ…)を挙げていきますので、購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
『バイオハザード』が好きならプレイは必須だ!
今作はプレイスキルに不安があっても、救済措置が厚く用意されてるんで安心ですわ
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レビュー
概要
発売日 | 2020年4月3日 |
ジャンル | サバイバルホラー |
プラットフォーム | プラットフォーム:PS4/Xbox One/PC(Steam) (Xbox Oneはダウンロード版のみ) |
プレイ人数 | 1人(『レジスタンス』は2人~5人 ※オンライン専用) |
販売元 | カプコン |
販売形式 | パッケージ/ダウンロード |
定価 | 8,580円(税込) |
ごりまるは1999年に発売されたオリジナル版を未プレイであるため、旧作との比較はしていません。
プレイ状況は初見で難易度「STANDARD」をクリアし、その後周回プレイでポイントを貯め、無限ロケットランチャーを解除したところになります。
この後、ショップでそろえたアイテムをひっさげて高難易度にチャレンジする予定です!
また、『レジスタンス』の方は未プレイなので、以下は本編のみのレビューとなります。
イイネ!
世界観に引き込まれる美しいグラフィック
REエンジンによる実写さながらのグラフィックが臨場感を盛り上げており、素晴らしいものとなっています。
ホラーものは質感がチープだと途端にギャグっぽく見えてしまうこともあるため、この表現力はホラーアクションとしての質を高めるのに大きな役割を果たしていると言えるでしょう。
ジルはたくましくも美しく、そしてカルロスは凛々しく精悍な若者として、非常に魅力的なキャラクターとなっています。
また、クリーチャーや背景もよく作り込まれていて、隙がありません。
ゾンビが怖い!
前作のRE:2でもそうでしたが、とにかくゾンビの耐久力が高くて怖い!
銃弾を2、3発当てただけでは倒せないため、正面から銃をパンパン撃ってる間に近づかれ、倒しきれずに結局噛まれる、といったホラー映画みたいなシチュエーションもありました。
また、ゾンビが一度倒れこんで「よし、倒したぞ」と安心してすぐそばを通ると、突如息を吹き返して噛みつかれたりなんてことも。
思わず「なんだこいつ、ゾンビかよ!」って叫んじまったぜ
仰るとおり、ゾンビなんですわ
回避アクションが気持ちいい!
今作では敵の攻撃を回避できるアクションが追加され、つかまれそうなタイミングでも逃げることができます。
ただ、デフォルト状態だとかなり判定時間がシビアであるため、不意の攻撃にとっさの判断で発生させるのは難しいものとなっています。むしろこれは攻撃が来るだろうことがわかっているシチュエーションで、狙って出すイメージですね。
ゾンビが近づいてきても、回避手段があることでなんとなく心にゆとりが持てるぜ
まあ、だいたいミスって噛まれるんだけどね
くぅっ……
やり込むほどキャラを強くできる
今作ではゲーム内の実績をクリアすることでポイントを獲得し、それを使ってショップでキャラクターを強化できるようになっています。
それが周回プレイのモチベーションとなり、繰り返しプレイも苦ではなくなります。
実績のご褒美があることでより良い成績でクリアしたくなるし、強化ができたらその力を試してみたくて、さらに好成績を目指したり難易度の高いモードで遊んでみたくなるというサイクルが出来上がるのです。
語弊を恐れずに言うと、ローグライクのゲームを遊んでいるときと似た楽しみがあります。
無限弾薬武器が救済となっている
本作では無限弾薬武器がショップでの購入形式となったため、時間をかければ誰でも入手できるようになっています(これについては賛否ありますが……)。
ショップで使えるポイントは、低難易度のSランククリアやゾンビを倒した累積数などで獲得できるため、テクニックがなくとも周回を重ねれば無限弾薬の武器を解除できるんですね。
RE:2では無限弾薬武器を入手するために厳しい条件をクリアする必要があり、そもそもそれをクリアできるなら無限弾薬武器は必要ないのでは……? といった面がありました。したがって無限弾薬武器は実用というより、厳しい条件でクリアしたことへの勲章的な扱いとなっていたのです。
ですが今作では無限弾薬武器が救済となっているため、高難易度の鬼畜っぷりに心が折れかけたとしても、まだまだチャレンジの余地が残されているのです。
RE:2の裏側が見られる
前作とは同じ「ラクーンシティ」という街を舞台としており、一部ではありますが警察署なども出てくるため、RE:2で「なぜその状況に至ったのか」といった裏設定的な所が本作で判明します。これによって世界観に厚みが出ており、シリーズ全体のクオリティアップに繋がっていると言えます。
高難易度では敵やアイテムの配置が変化
自分ではまだチャレンジしておらず、他の方のプレイを動画で少し見た程度なのでこれは余談に近いのですが、高難易度のモードでは敵やアイテムの配置が変化することで周回プレイに新鮮味が感じられるようになっています。
この要素によって、低難易度で確立したプレイをなぞるだけでは攻略が難しくなっており、プレイフィールに変化がもたらされることになります。
言ってみればRE:2の裏シナリオみたいなもんだよな
マンネリを感じないように配慮されてますわ
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イマイチ…
謎解きが少ない
前作に比べてギミックの数が少なく、街の探索が意外とすぐに終わってしまった印象です。
もっと鍵とかのキーアイテムを探して街をうろつきたかったぜ
ネメシスからの逃げ道がほぼ一本道だったのも残念ですわ。
裏路地とかを駆使して上手いことネメシスを撒けたりしたら面白かったのに……
一周のボリュームが少ない
RE:2と比べて、ジルとカルロスのシナリオが1本に統合されており、短く感じてしまいました。
ボスもほぼネメシスのみで、未知の敵に遭遇したドキドキが少なかったように思います。一周目でもネメシスには「怖い」という感情より、「しつこいなぁ」という感情の方が強くなってしまったくらいでした。
即死攻撃をしてくる敵が多い
即死攻撃、または一発くらうと時間経過で死亡してしまうという準即死攻撃を使う敵が多く、シビアな印象があります。
また、対ネメシスでは連続攻撃によりハメ殺されることがあったりして、多少理不尽を感じることもありました。
つかまれたら反撃できない
前作にはあった、敵につかまれた際にナイフや手榴弾で逃れるアクションがなくなっています。
回避アクションがあるためかもしれませんが、反撃手段がなくなっているのは不便な印象を受けました。
前作でできてたことができなくなるのは、不満を覚えやすいよな
特にごりはつかまれてばっかりだから大変ですわ
まとめ
以上、『バイオハザード RE:3』の良い点とイマイチな点をまとめたレビューでした。
「イマイチ」にも書いたように、一周のボリュームが少なめなのはちょっと気になる点でした。
ですが、本作は周回プレイによって少しずつキャラを強化していくゲームだと思えば、見方も変わります。
壮大な物語を長く楽しみたいプレイヤーには不向きかもしれませんが、タイムやプレイ精度を徐々に突き詰めていくタイプのゲームが好きな方には、大いに楽しめるものとなっているはずです。
また、前作に比べるとアクションに重点を置いたつくりになっているのがわかります。ホラー度を求めるならRE:2、アクション性を楽しみたいならRE:3という感じですね。
そのせいか、やっぱ「警察署」が怖いんだよな!
あのロビーの雰囲気だけでゾクッと来ますわ
またボリュームの件になってしまいますが、本音を言うと本編とレジスタンスは分けてほしかったところです。本編のみを4,000円程度で購入できるバージョンがあったなら、ボリュームに言及する否定的な意見は、ある程度抑えられたのかもしれません。
とはいえ、総じて面白いのは確かです。ホラーアクションとして非常に高い水準のゲームとなっているので、プレイして損はありません。
『バイオハザード』シリーズが好きな方や、本作が気になっていたという方にはぜひプレイしていただきたい一作です!
オススメ度:4.0
- 『バイオハザード』シリーズが好き
- RE:2でアクション性に物足りなさを感じていた
- ゲームプレイを突き詰めるのが好き